春と針と。
- 2013.03.31 Sunday
- 17:56
いったい何時になったら暖かくなるんだと
首を長くしたり、すくませたり、しながら外を歩いていた月はじめ。
あれよあれよと暖かくなり喜んだいっぽうで、
桜の開花予報にほんろうされた春の人々。
ラジオで桜祭りを早めたという地域の人の話や、
ちまたで花見はいつする?どうする?
といった会話がさわさわと耳に入るたび、
自然というと大げさだけど、
人以外の生き物のリズムに合わせる、
またそれを楽しむ感じがいいなぁと思う。
暖かくなると服も新しくしたくなる物で、
貧乏のくせに春の陽気に浮かれ久し振りに服を購入。
1000円で良い買い物をしたと喜んでいたら
急に寒くなり冬服に逆戻り。
早く暖かくなって欲しい物だと家にこもって
こまごましたものの整理整頓。
でてくるでてくる、布の切れ端、小石、ボタン、枝、骨…
眺めているだけで楽しいそれらだけれど、たまには日の目に浴びせてやるかと
服に縫い付けてやったら良い塩梅。
やっぱ貝ボタンだね!
と妙に納得しほくほくしながら床についた翌日、
激痛で目が覚めた。
痛みの方に目をやるとしまい忘れた裁縫針が太ももに刺さっており、
やる事の詰めの甘さを痛感。ちゃんと片付けて寝ないと…。
ツボを外すと痛いと聞いたのを思い出し
外したか・‥。となぜか少し残念に思って引っこ抜いて二度寝。
景色を食べる。
- 2013.03.18 Monday
- 12:21
森を守る食を学ぶというイベントでご飯を担当させて頂きました。
内容は日本各地で起きている獣害とそれを取り巻く環境の現状を
実際に猟師さんが獲った鹿、猪を食べながら話を聞くという会。
今回は南伊豆でのお話と食材を使わせて頂きました。
以前、南伊豆に行ったとき景色の美しさに感動し、
(言葉にすると本当に薄っぺらい感じになってしまいますが…)
こんな風景がいつまでも続いていって欲しいと思いました。
とはいえ引っ越してここでで何かをやって行くのは無理だし、
何か今の位置でやれる事、出来る事は?と
頭のどこかでもやもや考えておりました。
獲られた鹿や猪が無駄無く食べられる用になれば
獣は害でなくひとつの自然の恵みになる。
鹿や猪の味や調理法はもちろん、食べて里山の現状を知ったり、
興味を持ってもらえたらと
鹿や猪だけではなく南伊豆の土地から湧き出た生き物をごっそっり使って
料理を作らさせて頂きました。
第3回森を守る食の会メニュー 南伊豆の景色を食べる
・菜の花と猪のマリネ 甘夏ドレッシング
・黒うどんの明日葉ジェノベーゼ 豆腐ソ−ス オイル漬け千石豆
・猪リエット 甘夏塩 ジュ二パー風味
・炭火焼ソーセージ 鹿 猪 食べ比べ
・塩漬け猪 リーフ巻 自家製コチュジャンソ−ス
・鹿 猪 しゃぶしゃぶ 食べ比べ
・しゃぶしゃぶの茹で汁を使ったタイ米リゾット ふきのとう味噌
・ブルーチーズケーキ 南伊豆の蜂蜜がけ
今の自分の位置で南伊豆の里山と繋がれる事、
また料理や話を聞いて下さった方々にその繋がりが広がって行く事を嬉しく思う日でした。
きて下さった方、ありがとうございました。
当日の風景
山崎伸康さん!素敵な写真ありがとうございました!
黒田さん!美味しい鹿、猪ありがとうございました!
田中さん!お料理に合う美味しいワインのセレクトありがとうございます!http://www.orveaux.co.jp/index.html
元麻布農園さん、富山さん、おつかれさまでした!と、ありがとうございました!
春なのに。
- 2013.03.14 Thursday
- 13:02
春だけど、春なのに。
なあ〜んも、やる気がおきずただただ眠い日が続いていた。
春は毎年イケイケのはずなのに…。
寝ても、寝ても眠いし、無理に何かしようとすると
悲しいくらいことごとく失敗する。
そもそも何もやる気がしないから、何の発想も浮かばない。
昼の布団の中で世の中から置いてきぼりを食らったような不安な気持ちと
今更何か始めても、もう追いつけないんじゃないかという諦めのような感じで
くぅぅ‥・と息苦しくなっていた。
ものすごく焦って色々考えて見たけど駄目だったので、諦めた。
いんだか悪いんだか、どんな時も諦めるのだけは早い。
もう何もしないっ!と決めて、ちょっとご飯が作りたくなっても決めたか事だらと
ひたすら何もしないでいたら、急に色々やりたくなってきた。
何だったのだろうか?自分反抗期?
良くわからないけど、どんな状況も続かないものだなと思った。
良い事も、悪い事も。
忙しい日も、暇な日も。
嬉しい事も、悲しい事も。
何の気なしに台所の棚を見たら期限切れの麦焦がしがあったので
そっから台所のストックというか放置されていた半端な豆や調味料の整理。
高かったからとちびちび使っていたスパイスも香りが抜けて残念な感じになっていたり
同じような乾物が中途半端に空いていたりと
色々、改めねばとちょこちょこ残っていた豆を水にふやかしながら思った。
道具に限らず使えぬ物を持っちゃ行けないな。
久々の料理は豆のチャーバン。
炒った豆に醤油などの調味料を絡ませる料理。
チャーバンとは韓国で塩漬けの魚や味の濃いおかずの事。
ご飯にはもちろん、お酒にも合う。
炒ってる時間に買ったままになっていたタイムを植木鉢に移したり、
フェンネルの種をまいた。
このままずっとこんな感じだったらと不安だったので、良かった。
手や、体も喜んでいた。
誕生日も近いし身の回りを整え直そ。