雪ト湯気。
- 2012.02.29 Wednesday
- 12:05
お腹も空いて来たから、よっこらと布団から這い出て、
窓を開けるとそこは雪国であった。
ってほどではないけど割と積もっていて、
いつもの景色がすっぽりと白。
しばし見入っていたけれど腹の虫に急かされて台所へ。
人の飯にはあれこれ世話を焼くが自分のご飯はものすごく適当で
鍋に昆布放って、蒸し野菜の残り投げ入れる。だけ。
温めている合間にパンを焼き網であぶる(一枚は食卓に上がらずつまみ食いの餌食)。
知り合いに頂いた手前味噌を器の端になびって、温めた鍋の物を入れ
お茶入れて完成。
味噌を野菜につけたり、パンに付けたり、溶いたりして食べる。
むしゃむしゃ食べたら腹の虫もだいぶ大人しくなった。
雪の日は音があんまりなくて無声映画みたいに静かに町が動く。
落ち着く訳はこの静けさか?
とにかくこんな日は湯気が良く似合う。
食卓にキムチを!
- 2012.02.28 Tuesday
- 19:44
おせちもお雑煮も無い家だった。
和え物と言えばごま油とニンニクがかおるナムルで、もやしは大抵豆付き。
みそ汁より牛の旨味がしっかり出ているワカメの入ったスープ。
糠床は無いけれど一年中キムチがあったり、が、我が家の食卓。
昔に比べてキムチも韓国の料理もだい身近になったけれど
やはり外の味ではあるようでなかなか自宅でキムチを漬ける話は聞かない。
材料や手順は多少違えど漬け物の一つで家庭の料理であります。
白菜でなくても旬の野菜で何でも出来ますし、ほんの少量でも出来ます。
知ってしまえば全然難しい物ではないのです。
はっきり言ってうちのキムチが一番旨いです!(皆言うけれど。)
てのは当たり前で、好きな加減で作れて一番美味しい頃合いに食べられるから。
皆の家庭の味の一つになったらと思いワークショップを開く事になりました。
キムチの作り方はもちろんコチュヂャンの作り方、その応用の仕方。
ご飯や飲み物、お土産のキムチとコチュヂャンとテキストなど盛りだくさんな会です。
作る、食べる、を楽しむ会ですので気楽に遊びにいらして下さい。
以下詳細です。
手紙を書くように、料理をつくるときも食べる相手を思い浮かべてつくる。
届けたい想いを料理にこめて、ひとつひとつつくりだす。
また、料理は「伝えられる」ものでもあります。
その家の味がそれぞれあるように、出会う文化や環境のなかで育まれてきた味を受け継ぐ。
そんな、「つたえる」「つたわる」料理をつくります。
さて、初回はキムチです。
一から作る自家製キムチ!
材料の選び方から
発酵、保存食のキムチ、コチュヂャン
の作り方に合わせ、旬の野菜でさっと作る浅漬けの様なキムチの作り方、
鍋で余った少しの白菜でキムチを漬ける方法などを織り交ぜ、お伝えします!!
日々複雑に変化する不思議なおいしさのキムチを是非を我が家の味に!
※今後も、この講座はシリーズで開催予定です。
<講師 紹介>
安田花織
在日韓国人のおばあちゃんと父、農家の生まれの母、
二つの食文化に触れ育つ。
小さい頃から食べる事作る事が大好き。
高校卒業後、レストラン、懐石料理、オーガニックカフェで料理を学ぶ。
野菜や発酵食品を使った料理やお菓子をつくるのが得意。
<お申込>
◆ 日時 実施日時:2012年3月11日(日) 19:00〜22:00
◆ 場所 ヒメモス(器とCafe ひねもすのたり内) map
◆ 料金 4,500円(講座受講料、軽食,料金の所にお土産キムチ、コチュジャン付き)
◆ 定員 10名程度(要予約)
◆ 持物 筆記用具・エプロン・タオル(どれも任意ですがあると便利)
※お予約/お申込は、メール(info.himemosu@gmail.com)へお問い合わせください。
ご予約の際に、
・お名前
・参加人数
・メールアドレス
・当日連絡のとれる携帯番号
これらをご連絡ください。
キャンセルの際は、2日前までにお願いします。
それ以降は、前日は参加費の50%、当日は100%のキャンセル料がかかります。ご了承ください。
改メマシテ。
- 2012.02.25 Saturday
- 23:22
吉岡さんをはじめ一緒に働いたスタッフの皆、アチパンの方々、生産者の方々、
お店に足を運んで頂いたお客様、支えてくれた家族や友達。各地の呑み屋の方々‥…
公私ともに色々あった数年ではありましたが本当にたくさんの人のお陰で乗り越えられました。続けたからこそ得た物はたくさんあります。言い尽くせないくらいの感謝の気持ちで一杯です。皆様本当にありがとうございました。
この職について気がつけば早10年。
10年前、10年もやれば何かしらなるかなと思っていたけど
いやはや、いやはや、まだまだ、まーだまだ。
自分の無知や技術の低さが身にしみる。しみて痛い。
恥ずかしながら自分は未だたいした変化は無い一方
世の中の食に関する状況は大きく変わった。
今までの食の問題にさらに放射能、TPPが加わって悲しい限り。料理人なんて言うのは気が引けるのですが
曖昧な事を言って自分を甘やかしてもいられないので
改めてそう名乗って精進していこうと心に決めた次第。